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目次


令和6年度診療報酬改定の影響

令和6年度の診療報酬改定は、クリニックの経営に直接影響を与える重要な変更です。診療報酬改定は、医療サービスに対する報酬の金額や算定基準を見直すものであり、クリニックの収入に大きな影響を及ぼします。この改定により、報酬の増減が発生し、特に小規模なクリニックでは経営の見直しが必要となる場合があります。
また、レセプト請求後の査定・返戻による、報酬減や事務負担の増も考慮が必要となります。


レセプト請求に関するクリニックの対策

令和6年度の診療報酬改定に対して、クリニックでは以下のような対策を講じることが重要です。


1.情報収集と理解

診療報酬改定の内容を的確に把握し、クリニックの経営にどのような影響があるかを理解することが必要です。


【クリニック関連する改定関連項目の一部】

①医学管理料(主病の登録が必要)
・特定疾患療養管理料:対象疾患から【高血圧症】【糖尿病】【脂質異常症】が削除
 算定要件:厚生労働大臣が定める疾患を“主病”とする患者
・生活習慣病管理料(Ⅰ):【脂質異常症】【高血圧症】【糖尿病】を“主病”とする患者
・生活習慣病管理料(Ⅱ):【脂質異常症】【高血圧症】【糖尿病】を“主病”とする患者

②外来・在宅ベースアップ評価料(Ⅰ)(Ⅱ):“一日につき”
 算定要件:同日再診や訪問診療後の同日の往診の日には、1日1回のため算定不可

③医療情報取得加算(1)(2):月1回 医療情報取得加算(3)(4):3月に1回
 (1)~(4)の併算定:1又は2と算定した月に3及び4は算定できない 3及び4を算定した月に他の疾患で初診の場合、1又は2は算定できない

④特定疾患処方管理加算:対象疾患に対する処方内容に注意


2.スタッフの教育と研修

診療報酬改定に対応するため、スタッフへの教育と研修を実施しましょう。特に、レセプトチェックソフトの活用方法や診療報酬の算定基準についての理解を深めることが重要です。


3.ITツールの活用

レセプトチェックソフトなどのITツールを積極的に導入し、事務作業の効率化を図ることが求められます。適切なツールの選定と導入後のフォローアップも重要です。

令和6年度の診療報酬改定は、クリニックの経営に大きな影響を与える重要なプロセスです。レセプト提出前の確認作業はもちろん、査定や返戻といった提出後の審査結果への対応には、レセプトチェックソフトの導入を含めた効率的な事務処理が必要不可欠です。ITツールを活用することで、クリニックの運営をより円滑に行うことができます。


レセプトチェックソフトの導入による査定・返戻対策

令和6年度の診療報酬改定に対応し、レセプト請求後の査定・返戻への対処に関しても効率的な事務処理が求められます。
その一つの解決策として、レセプトチェックソフトの導入があります。レセプトチェックソフトは、診療報酬請求書(レセプト)の内容を自動的にチェックし、エラーや不備を検出するツールです。


レセプトチェックソフトのメリット

1.エラーの早期発見と修正

手作業でのチェックに比べて、ソフトウェアを利用することでエラーを早期に発見し、修正することが可能です。これにより、請求の不備による査定や返戻を防ぐことができます。

2.事務作業の効率化

レセプトチェックソフトは、煩雑な事務作業を自動化するため、事務スタッフの負担を軽減し、業務の効率化を図ることができます。

3.制度改定への迅速な対応

診療報酬改定などの大きな変更はもちろん、医薬品や算定ルール等の不定期の制度変更に対しても、ソフトウェアのアップデートにより迅速に対応することが可能です。


レセプトチェックソフトなどのITツールの導入は、上記のようなメリットがあり、レセプト請求前の事務負担の軽減や請求後の査定・返戻への対応が可能です。
ただ、次項のような理由から、導入に二の足を踏んでしまうクリニックがあることもまた事実です。  


レセプトチェックソフトが普及しない理由

1.高コスト

レセプトチェックソフトの導入には、ソフトウェアの購入費用や月々の保守費用、導入に伴うトレーニングコストなどがかかるため、多くのクリニックが財政的な負担を理由に導入を躊躇するクリニックも多く見受けられます。  

2.技術的な難易度

医療従事者の中には、新しいテクノロジーに対する理解や操作に不慣れな方もおられ、レセプトチェックソフトの導入に対して、技術的なハードルがあると見られます。

3.情報セキュリティへの懸念

レセプトチェックソフトは、患者様の個人情報を含む機密データを取り扱うため、情報漏洩やセキュリティ侵害といったリスクへの懸念が発生し、導入を妨げる要因になっています。

4.カスタマイズ性の不足

クリニックごとの業務やニーズに合わせた柔軟なカスタマイズが難しい場合、レセプトチェックソフトがクリニックの特定の要求を満たせないことも、普及しない要因の1つです。  

5.既存運用への依存

一部のクリニックは、従来の請求や記録に関する運用(人力での運用)に依存しており、それを変更することへの抵抗から、新しいレセプトチェックソフトの導入が遅れる場合がございます。  


レセプトチェックソフト「チェックアイDX」の特長・機能を最大限ご活用頂くための方法をご紹介します。
(毎月2回 中旬~下旬頃 開催予定)



レセプトチェックソフト「チェックアイDX」

ニチイ学館の「チェックアイDX」は、クリニック向けのクラウド型レセプトチェックソフトであり、導入コストも少なく、導入作業及び初期設定が簡便です。
前項の5点のような要因から、システム導入に不安のあるクリニックでも安心してご利用いただけます。


特徴(一部抜粋)

1.導入コストが低い

以下のように、比較的安価な費用で導入可能です。  



2. クラウド型で簡単導入

お申込手続き後、WEBブラウザでログイン・動作するため、面倒なパソコンへのインストールは不要です。

3.万全のセキュリティ体制

レセプト情報は暗号化されて通信・保存、サーバーへのアクセスは二段階認証方式となり、 万全のセキュリティ環境でご利用いただけます。



4.初期設定はAIにおまかせ・学習機能で点検精度向上

直近のレセプトデータ取り込みで、AIによる設定やシンプルな操作により、従来よりも初期設定が簡単になります。
初期設定ルールにて自動点検の後、画面点検を行うことで、貴院に合った点検をAIが学習・カスタマイズします。点検しながら設定が反映されていくため、カスタマイズに手間をかけずに点検精度が上がり、次回点検の作業が軽減されます。

5.シンプル操作ですぐに使える

Webブラウザ上のシステムであり、マウス操作がメインで操作が分かりやすく、導入後すぐに使えます。


「チェックアイDX」の詳細な内容や、お申込は以下のリンクよりアクセス可能です。 お申込にて、無償トライアルを最大で2ヶ月間と、余裕を持ったスケジュールでお試しいただけます。



レセプトチェックソフトの導入は、診療報酬改定や査定・返戻対策におけるクリニックの経営改善に有力な手段の一つであり、重要性はますます高まっています。

是非、当社のチェックアイDXの無償トライアルにて「点検結果をAIが学習していく、新しいレセプト点検」を体験いただき、導入いただくことでクリニックの経営改善の一助としていただければ幸甚です。


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