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2023年度 QCサークル活動本社事例発表会 開催
2024年1月 19 日（金）、全国の医療機関・自治体で勤務するスタッフが小グループを作り品質改善活動を行った内容を発表する「QCサークル活動本社事例発表会」を開催いたしました。
当社では、2015年より毎年全社的にQCサークル活動に取り組んでいます。QCとは Quality Control（品質管理）の略で、QC サークルは、「同じ職場内で品質管理活動を自主的に行う小グループ(サークル)」のことを指します。
当社の QC サークル（小集団）活動のメンバーは、各部署や窓口単位等で形成され、「①全社的品質管理活動の一環として、②自己啓発、相互啓発を行い、③QC手法を活用して、④職場の管理・改善を、⑤継続的に、全員参加で行う」こととし、社内の業務改善に留まらず、ユーザー・患者からの評価を得ることを活動のゴールとして、毎年テーマを定め、取り組んでいます。
2023年度のテーマを『お客様満足度調査（CS調査）結果の改善に向けた取り組み』と定め、「診療報酬請求の精度」、「患者を待たせない効率的な業務」等に係る日常の課題分析、業務改善を実施しました。また、新たに今年度より活動形式を定め、医療機関を巻き込んだ改善活動を推進、ユーザーと一体となる取り組みとし、更なる改善効果を目指しました。
2023年度は496サークルが活動を行い、本社事例発表会では各支社から選出された6サークル（医療機関）の活動内容動画を視聴し、WEBによる授賞式を行いました。
2023年度 QCサークル活動本社事例発表会 受賞サークル
改善活動・効果結果をまとめた動画を視聴し、最優秀賞サークルを1サークル、特別賞を1サークル（各事業現場の現場管理責任者が動画を視聴し事前投票にて決定）が選出されました。
【最優秀賞】仙台支店 大崎市民病院 サークル名：＃ほなみんの湯
■活動内容
逆紹介率の向上に向け運用の見直しを行うため、ニチイのスタッフに限らず医師・看護師・MA・医療クラークに対して運用に関するアンケートを実施し、運用の認識度の把握を行いました。アンケート結果をもとに医師の返書作成・算定可否について条件別に分かりやすく一覧化したものを作成して配布、医師返書の指示書についても診療科ごとに医師の要望を取り入れたものを作成しました。
■活動成果
返書代行指示書の簡素化・推進をしたことにより、医師の負担軽減、また算定可否等を一覧で判断できるようになったため、看護師の確認時間短縮による効率アップ、算定漏れを防ぐことによる収益向上など、ユーザー全体での業務改善へと繋げることができました。
【特別賞】大津支店 高島市民病院 サークル名：糖尿内科算定知識向上委員会
■活動内容
診療報酬請求精度向上に向け医事課・外来クラークに対しアンケートを実施し、算定や加算の理解度を確認しました。「新しい薬剤の知識を高めたい」「加算について詳しく知りたい」という意見のもと、ユーザーの糖尿病認定看護師さんにご協力いただき、全スタッフを対象に算定知識向上勉強会を開催しました。また、管理料について「まるわかりガイドブック」を作成し、外来と医事課に設置することでオーダー入力の漏れを防ぐこととしました。
■活動成果
勉強会前に比べて、理解が深まり、コスト未入力や加算回数の確認が減ったため、患者の待ち時間が削減されました。また、作成した資料をマニュアルとして活用し、正確な医師へのナビゲーションを行ったことで、算定漏れが防止され、算定ルールを迅速に確認できる環境が整いました。
ニチイのサービス品質について
医療機関の医療事務業務を提供する当社は、QCサークル活動などの施策を通して現状に満足せず運用改善・業務精度（接遇力・診療報酬請求力 等）の向上を積極的に取り組んでおります。
業務内での様々な課題に対して、この活動を通して得た弊社の改善リソースをもとに医療機関のパートナーとして患者満足度、診療報酬請求の向上に寄与いたします。
