「業務改善」から「経営改善」までサポート。レセプト請求の精度向上、診療現場のコスト意識向上を図ります。

  • 病院
  • 診療所(クリニック)・ 調剤薬局

ほぼ2年ごとの医療保険制度や診療報酬の改定等が行なわれるなど、医療業界を取り巻く環境は年々厳しく複雑化しており、医療費抑制の動きも進んでいます。そのため、これまで以上に病院経営の状況を正確に把握し、健全化を図っていく必要があります。そのなかで、適正な保険請求をすることは病院経営健全化の第一歩となります。
当サービスでは、請求における算定・運用上の問題点の傾向を分析し改善策をご提案することで病院の収益改善・職員のコスト意識向上に貢献します。
また、同規模病院における「経営母体別・診療区分別・診療科目別診療収入状況」やマーケティングツールを使用した「診療圏の状況」を提示し経営状況把握のお手伝いをします。

こんなお悩みや課題を解決できます

  • 収益改善のために何か取り組みをしたいが、各部署が具体的に何をしたらいいか分からない
  • レセプト請求が正しく行なわれているか現状を把握したい
  • 診療報酬改定後に正しい算定ができてるか不安
  • 自院の収入を他院と比較し自院の立ち位置を確認したい

レセプト・伝票(オーダー)・カルテの3点突合 紙レセプト、電子レセプトどちらも対応可能 調査結果を基にした、改善対策及び増収のご提案 同規模病院における診療収入状況提示 診療圏の状況提示

請求漏れや請求不備の実態を把握 請求漏れや請求不備の原因を分析 請求漏れや請求不備防止の改善対策や増収に関する取り組み等をご提案
調査項目一覧 入力時の問題 伝達時の問題 その他の問題 増収可能 増収ご提案

ニチイならではの特長

01保険請求に関する専門知識・ノウハウをもとにしたきめ細かい調査を実施

保険請求業務に精通した人材とシステムの活用による、ご要望に応じたきめ細かい調査・分析を実施します。

02部門ごと・診療科ごとに改善策や増収対策案をご提案

入院/外来、各科また部門ごとに算定・運用上の問題点を洗い出し、原因分析と改善策をご提示します。
さらに、増収のための対策案をご提案します。

03同規模病院の経営状況をご提示

経営状況把握の一助となるよう、同規模病院の診療区分別・診療科目別診療収入状況等をご提示します。

サービス詳細

調査の流れ

STEP01

調査内容のお打ち合せ、ヒアリングの実施

  • 実施方法および作業工程の説明
  • 院内各部署への説明依頼
  • 病院情報のヒアリング
  • 調査日程の調整
  • 調査対象レセプトの選定 ※紙レセプトの場合
  • その他調査に関する事前調整
  • STEP02

    レセプトの調査

    レセプトの調査
    STEP03

    分析・まとめ

  • 調査内容の集約
  • 改善策及び増収対策案の策定
  • 報告書の作成
  • 報告会実施
    • 最終報告まで約1ヶ月(調査内容により調査期間は変動します。)

    報告内容

    以下の項目に分類し調査結果を報告させていただきます。

    レセプト調査報告

    調査項目ごとの診療科別/診療区分別調査結果を集計します。
    <報告項目>
    ・診療科別調査結果(調査項目別)
    ・診療区分別調査結果(調査項目別)

    改善策及びご提案

    病院の運用フローや算定ルールを踏まえ、請求不備等の原因を分析し部門ごとの改善策案を提示します。
    <報告項目>
    ・入力時の問題について
    ・伝達時の問題について
    ・その他の問題について

    ご提案

    <報告項目>
    ・増収可能について
     現状の診療状況を踏まえ、コストをかけずに短期的に増収が可能な診療行為を提示します。
     また、病院の運用フローを踏まえて部門ごとの改善策案を提示します。

    ・増収のご提案について
     現状の診療状況を踏まえ、新たに人的・物的資源を投入する等中長期的に増収が可能となる診療行為を提示します。
     また、病院の運用フローを踏まえて部門ごとの改善策案を提示します。

    診療収入状況

    同規模病院における診療収入状況の情報を経営母体別・診療区分別・診療科別にご提示します。
    <ご提示データ>
    ・診療区分ごとの診療収入(1ヶ月あたり)〔入院・外来〕
    ・患者1人1日当たり診療収入 経営母体別・診療区分別内訳〔入院・外来〕
    ・患者1人1日当たり診療収入 経営母体別・診療科別〔入院・外来〕
    ※データ参照元:全国公私病院連盟/社団法人 日本病院会 『病院経営分析調査報告』
    ※自院の経営状況把握の際に比較資料としてお使いいただけます。

    診療圏の状況提示

    貴病院を中心とした診療圏マップ及び診療圏内における年代別人口、人口ピラミッド等の情報をご提示します。
    <ご提示データ>
    ・診療圏地図
    ・診療圏内人口(年代別、人口ピラミッド、ライフステージ別人口 等)
    ※地域環境の把握やターゲットエリアの選定時等にご活用いただけます。

    実施効果事例

    こんなお悩みをかかえた医療機関様で調査を実施しました。

    • 事務部門の職員の定着率が悪いので、請求精度が不安。
    • クリニックを新規開院したので請求状況を確認したい。また、増収・増患を図りたい。
    • 医師への教育の一環として、定期的にコスト意識を高めたい。

    事例1:追加で検査したHbAlcの算定漏れが発覚

    A病院(病床数:200床未満)
    課題:
    採血終了後に医師が採血室に検査項目追加の連絡を行った。会計伝票には追加項目の記載がなされず、
    算定できていなかった。

    改善提案内容:
    看護師へ検査等に追加が発生した場合、会計伝票への追記徹底を依頼。

    事例2:点数解釈の認識違いによる難病外来指導指導料の算定漏れが発覚

    B病院(病床数:400床以上)
    課題:
    対象病名があり、指導を行いカルテに記載すれば算定可能であるにも関わらず、「特定疾患治療研究事業」(法別番号51)の
    公費を持っている患者に対してのみ難病外来指導管理加算が算定できると思い違いをしていた。

    改善提案内容:
    関連のある診療科へ書面にて説明。部門ごとに以下のような対応案を提示。

    • 医師
      指導されたら、漏れなくオーダーしてください。また、患者の状態に合わせた具体的な指導内容をカルテに記載してください。
    • 看護師
      対象患者が受診の際には、その旨医師にアナウンスをお願いします。
    • 算定者
      入力時に算定履歴を確認し、オーダーがない場合は指導の有無を診療科に問合せしてください。
    • システム
      電子カルテ上で該当患者である旨のメッセージを表示させる、又は基本伝票に表示させるようシステムの設定を変更することをご検討ください。

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